あなたは自分が使わなくなったものをどうしていますか?もし、身近な人に譲ろうと思っているのなら、その考えは今すぐに改めるべきです。

え?でもまだ使えるしもったいないよ
それならなぜあなたはそれを手放そうとしているのですか?それはあなたが必要でなくなったモノですよね。あなたにとって役目を終えたモノ、つまりそれはゴミ。あなたはそれを誰かに渡そうとしていることを認識しなければいけません。

前にあの人コレいいねって言ってたよ?
自分が思うほど、人は自分に関心はありません。社交辞令や会話の流れから出た、その場限りの言葉を鵜呑みにして譲ろうものなら、それは単なる迷惑な行為になりかねません。
人には承認欲求があります。誰かの役に立って認められたい気持ちは誰にもあると思います。しかし、モノを渡すときは、それが新しいものでも古いものであっても、まず少し考える必要があります。あなたが渡そうとしているそれは、その人が本当に望んでいるものなのか。受けとる側がどう思うかを見極めることが大切です。

じゃ、いるかどうか聞いてみる
相手に聞く場合も押しつけにならないようにしないといけません。特に年齢が上の人から下の人に聞く場合は要注意です、あなたが年上だからと断りづらく、傷つけないようにと、仕方なく受けとってくれている場合もあります。
また、身内に譲る場合も同様で、関係性を壊さないようにイヤイヤ受け取ってくれていることもあります。特に義親⇔嫁の間ではよくある話です。あなたはもらってくれて良かったと思っていても、実は相手にとったら迷惑だったということは少なくありません。
自分のいらないものは人もいらない
自分のいらなくなったものを誰かに譲るという行為は、そのモノの所有を自分以外の誰かに請け負ってもらうということ。役目を終えた、端から見ればゴミであるのに、それを自らはゴミと認められず、処分できないことを誰かに押しつける行為です。あなたは大切な人や身近な人にそのような行為を行って心は痛みませんか。
自分のいらなくなったものは人もいらないゴミです。相手がモノとして認識していれば、会話の流れから自然と相手から申し出があるはずです。もし、ご自身から提案する場合は押しつけにならないような会話の工夫が必要です。

それとなく、捨てようと思うっていったんだけど、
もらってくれそうになかった…
つまり、それは相手にとってもゴミということです。潔くあなたもゴミと認めましょう。
捨てにくいゴミの手放し方
とはいえ、ゴミ袋にポイッと入れられるほど簡単ではないですよね。これまであなたとともに生きていたモノなのですから。そう、それはあなたを一瞬でも輝かせ、幸せにしてくれたあなたにとっては特別なモノだったのです。だからこそ、最後に感謝の言葉を口にしましょう。

今まで私のためにありがとう!
燃えるゴミに該当するものなら、紙袋を用意しましょう。その中に感謝を言い終えたモノを入れていきます。最初は心苦しいかもしれません。ですが、繰り返すごとに少しずつ心の整理ができてくることを感じられると思います。
出会いがあれば別れもあって当然
人と同様で、モノにも人生があります。出会いがあれば別れも当然あります。その人生に決着をつけてあげられるのは、それを所有したあなたしかいません。その時、意味があってあなたのもとへやってきたモノ。その役目を終えたのなら、感謝の意をもって送り出してあげるのは当然の役目です。
別れがあれば出会いもある。心を込めて送ってあげられたら、きっと新たな出会いはあなたを更に輝かせる。立つ鳥跡を濁さず。その心が幸せを呼び込むはずです。
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